灰を盛るための器です。
●風炉用は小ぶりの焼物。炉用は大ぶりの素焼きの焼物。
●灰(風炉のときは灰は藤灰、炉のときは湿らせた蒔灰)を盛って、灰匙をさして運び出します。
●運び出すときは、さした灰匙が4時の方向を向くように灰器の3時あたりを持って肘を張る。
●風炉のとき、風炉前に来たら勝手付のほうに斜めに向いて座り、左手で灰器を道具畳の隅に置きます。このとき灰匙は上座を向く。
●炉のとき、炉正面で客付き斜め下座を向いて座り、灰器の手前を左手で持ち、右手で道具畳の隅に置きます。このとき灰匙は上座を向く。