●台目畳は、通常の畳の四分の三の長さの畳のこと。
●炉の切り方には2種あり、点前畳の中に切るのを「入炉(いりろ)」、外に切るのを「出炉(でろ)」といいます。
●入炉には、点前畳の客側に炉を切る「向切(むこうぎり)」と壁側に炉を切る「隅炉(すみろ)」の2種があります。
●台目畳での足の運びは台目ずえを参照。
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1 台目出炉
●道具の置き付けは、図のようにします。茶入と茶筅の位置が本勝手とちがうのに注意!
●水蓋は三手で。
●釣棚がある場合、薄器をかざりますが、湯返しはせず、柄杓と蓋置もかざりません。
●薄茶の場合も、基本的に変わりません。-
2 向切
●入炉では、炉の向こう側に小板を置きます。
●各道具の配置は上図のようになります。
●濃茶の場合は、水指前に茶入をかざっておきます。
●ポイントは棗の位置です。棗を清めたあと、水指前に茶筅と置き合わせてしまいがちなので、位置に注意!
●濃茶の場合、仕覆は火に返して右手で置きます。
●水蓋は二手で。しまいのとき、水指前に茶碗と棗を置き合わせた時点で、茶碗が勝手付に近いところにあるので、拝見の前に勝手付に仮置き(右一手で)するのを忘れがちです。
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3 隅炉
●通常の風炉の点前と変わりません。
●茶碗は三手で。
●水蓋は三手で。