-
使う道具
- ●香炭団:聞香に使う炭
●聞香用灰
●香炉:三本足の一本が正面になります。
●香木:太さ2ミリ、長さ5ミリくらいのもの。
●灰押(はいおさえ):香炉の灰を整える
●香箸:炭団をつまんだり、灰を整えたりする道具です。
●銀葉挟(ぎんようはさみ):銀葉を扱います。
●銀葉(ぎんよう):雲母の薄板
●重香合:上段に香包、中段に銀葉、下段は焚きがら用。 -
香炉のセッティング
-
炭をおこす
香炭団をおこします。
炭を灰に埋める
火箸で灰をかき回して空気を含ませ、中央に熾った炭団を埋める。
灰をかき上げる
火箸で灰を香炉の中心に向かってかき上げ、炭団が見えなくなるように灰押で山を作ります。香木から煙が上がらない程度に調節。
火箸の一本を山の斜面(香炉の正面、足の位置に)に寝かせて、筋(聞き筋)を入れます。
「火窓」を開ける
火箸で、山の頂点に垂直に穴(火窓)を開けます。
-
香木の焚き方
- ●香炉の上に右手をかざし、火が消えていないことを確認し、右左と進みます。
●重香合の胴に左手を添えて右手で蓋をとり、図のようにUの字に香盆の右に置き、香包を取り出し、右膝横(二目の位置に)に置きます。
●蓋を戻して、蓋と上段を持ち上げて、もう一度開けます。
●銀葉挟で銀葉を挟んで、火窓の上に置き、挟を戻したら、右手薬指の爪側で軽く押さえます。
●香包をとり、左手に持って、①下を開き、②上を開き、③④香箸で左右に開きます。
●香箸で香木を図のように縦にとって、銀葉の上にのせます。
-
香の聞き方
- ●左手で香炉を取り、右手で覆うようにして、親指と人差指の間から香を一度聞き(試し聞き)、上座側のワキあたりに鼻から吐き、香っていることを確認したら、正客は聞き筋を自分に向けたまま次客との間に置きます。
- ●次客以降は、反時計回りに回して正面を向こうに向け、三度聞き(本聞き)、下座側に吐き、時計回りに正面を正してから、次の客に回していきます。
- ●末客は、聞き終わったら、正客に戻します。
聞香の手順
更新日: