1 準備
●水指は木地の釣瓶。湿らせておき、名水であることを示すために、水指にシメ飾りをします。前後二つ、両横一つの幣をつけ、勝手付向こう側の角で結びます。
●風炉の横に釣瓶を据え、前に茶入を荘ります。
2 道具のセッティング
●柄杓引いて総礼のあと、正客から「名水をご心配いただいたようでございますが、お水を頂戴いたしたい」と所望されます。
●通常通り茶入、茶杓を清め、茶巾をのせ(釣瓶の左蓋手前寄り)、茶巾がのったまま水蓋を開け、人数×2口分の水を茶碗に入れ(水は水指に戻さないので人数分きっちり入れます。ふたりなら柄杓に半分くらい?)、客に出します。※釣瓶の蓋の扱いはこちらで。
●次客が飲んでいるときに正客から名水の由来などを訊かれるので、亭主は居前のまま応えます。
●茶碗が戻ったら湯を入れて捨て(ここではじめて釜蓋をあける)、もう一度入れて茶筅通し。
●以降は通常どおり。
3 水指を持ち帰る
●お点前が終われば、釣瓶を水屋にさげます。さげかたは、こちらを参照。
●柄杓を荘る場合は、水指ページの釣瓶の項目を参照。