小習前八ヶ条  

重茶碗

更新日:

客が6人以上の時に濃茶茶碗を二つ使うお点前です。

・棚物で薄器がかざってあれば、薄茶でもできる(通常、薄茶の場合は替茶碗)。

1 道具の運び出し

●重ねた茶碗を運びだし、勝手付に置きます。
●茶入を移動し、上の仕込み茶碗を置き合わせます。
●仕込み建水を持って入ります。
●柄杓、蓋置を出して総礼。

2 茶を練る

●通常どおり、茶を練って出します。
●そのとき、「どうぞ、◯人様でお召し上がりください」とあいさつ。
●正客一口で通常どおりのやりとりのあと、もう一つの茶碗をひざ前に置き、後半の客用に練りはじめる。
●練って出し、後半の上客一口で「お服加減」を聞いたあと、釜に水一杓し、控えます。
●ここで正客から茶銘などのあいさつがあるので、答えます。

3 茶碗が戻る

●正客が主茶碗を戻すので、取り込み、前半の客と総礼。通常どおり、しまいつけにかかる。
●茶杓をとったとき、建水はさげないで茶杓を清めて茶碗に乗せたら、茶入を右にずらして、茶碗を二手で置き合わせます。
●あとの茶碗が戻ると、後半の客と総礼。
●茶碗に湯を入れ、捨てたあと、そのまま建水上座に置き、建水をさげます。
●釜に水一杓、釜蓋をしめ、以降、通常どおり。

4 拝見

●拝見の所望があると、柄杓、蓋置を建水にひき、主茶碗を勝手付に仮置きした茶碗に両手で重ねる。
●茶入、茶杓の順に拝見に出します。
●仕込み建水、茶碗の順に持ってさがります。

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